ゼロから始める!ビジネスTwitter活用入門 | Part3
せら課長
SNSコンサルタント
株式会社Omoitsuki 代表取締役社長
想いある経営者の発信をサポートするSNSコンサルティング会社。
外資系製薬会社、医療機器会社にて営業職として勤務後、5月より独立。SNS未経験からX(Twitter)での発信を開始し、3年半でフォロワーが70,000人超え。採用や集客もXからのご縁でまかなう。KADOKAWA社より声がかかり、2023年10月2日に初の著書「大人の夢の叶え方」を出版。
本シリーズは三部制で、上記の動画は「Part.3」です。
▼ シリーズ動画一覧
はじめに
本日は、シリーズの第3回目となる「ビジネスTwitter活用講座」の入門編をお届けします。前回はツイートの作成方法およびプロフィールの設定についてお話ししましたが、今回は実際にTwitterをどのように活用して交流を深めていくかについて解説いたします。
第1回目でも触れましたように、Twitterは他のSNSと比べて最も交流が生まれるプラットフォームです。実際にどのようにしてその交流が生まれるのかについて、詳細にお話ししていきます。
タイムラインを見てみよう
タイムラインのポイントはココ!
Twitterのタイムラインには、自分のアイコンが表示され、右端には切り替えボタンがあります。下部には自分のツイートが表示されており、一番下にはお家アイコン、虫眼鏡アイコン、ベルアイコン、メールアイコンが配置されています。これがTwitterのタイムラインの基本的な構成です。
自分のアイコンを押すと、メニュー画面に移動し、以下の機能を利用することができます。例えば、お気に入りのアカウントをまとめておくための「リスト機能」、勉強になったツイートや再度見たいツイートを保存する「ブックマーク機能」、また複数のアカウントを持っている場合はアカウントを切り替えるボタンがあります。
右端の切り替えボタンでは、タイムラインにどのようなツイートを表示するかを選択することができます。タイムラインには「ホーム」と「最新」の2種類がありますが、基本的には現在話題になっているものや人気のあるもの、おすすめのツイートを表示するパターンと、自分がフォローしている人のツイートを表示するパターンの2つがあります。
フォローしている人のツイートが100%流れてくるわけではありません。ここには、自分がフォローしている人と関係が深い人の投稿や、自分がフォローしている人がよく反応しているアカウントの投稿、さらに自分がフォローしている人と属性が似ている人の投稿、または現在Twitterでトレンドになっている話題の投稿などが表示されます。特に、自分との関係性がある人ほど表示されやすいという特徴があります。
個別のタイムラインもある
このタイムラインには「ホーム」と「最新」以外にも、自分専用の個別タイムラインが存在します。これには、プロフィールの下に表示される、自分だけのツイートが並んでいる画面、自分のリプライが並んでいる画面、自分が投稿した画像だけが表示される画面、さらに自分が「いいね」を押した投稿が並ぶ画面の4つがあります。
日常的には、他の人のツイートが並んでいるタイムラインを見て交流を深めると良いでしょう。しかし、自分のアクションを確認したい場合は、自分専用のプロフィール画面からチェックするのが便利です。
タイムラインの見方についてお話ししました。ぜひ、さまざまな人の投稿を見て気になるものや良いと思ったものには積極的に「いいね」を押し、自分からコメントを入れて交流を広げてみてください。実際の交流方法については、この後のスライドで詳しく説明いたします。
みんなと交流しよう
それでは、Twitterにおける交流のポイントについてお話しいたします。
交流のポイントはココ!
リプライ
まず、リプライについてですが、これはツイートに対して個別に返信することを指します。リプライを送ると、相手に通知が届き、相手と自分のフォロワーのタイムラインに表示されます。表示される数値はリプライの数を示しており、例えば吹き出しのアイコンに「113」と表示されていれば、113件のコメントが付いていることを意味します。
リツイート
次に、リツイートについて説明します。リツイートのアイコンは、矢印がぐるっと回る形をしており、これはツイートを拡散する行為を示します。共感したり、誰かに共有したいと感じたりした時に、リツイートボタンを押すことでそのツイートを広めることができます。
リツイートには2種類があり、リツイートボタンを単に押すだけの方法と、自分のコメントを追加してツイートを拡散させる「引用リツイート」があります。自分の体験を加えたり、自分の意見を付け足して元のツイートとセットで情報を発信したりする際に、引用リツイートを使用します。
いいね
最後に「いいね」ボタンについてですが、これは好意的な気持ちを表すために使用されます。ツイートを見た際の合図や、後で見返すための保存、応援の気持ち、純粋に共感した時などに「いいね」を押すことで、自分の気持ちを伝えることができます。
自分の投稿に自分で「いいね」を押したり、リツイートをしたりすることも可能です。この場合、赤や緑に色が変わり、緑のアイコンを再度押すことでリツイートを取り消すことができますし、赤いアイコンを再度押すことで「いいね」を取り消すことができます。
交流相手の居場所はココ!
Twitterの使い方に関しては、タイムラインを見るだけでなく、様々な検索も可能です。
キーワード検索
知りたいキーワードを入力することで、例えば「ハロウィン」についてつぶやかれている内容を絞り込んだり、現在話題となっていることをトレンド一覧で確認したりすることができます。
通知
また、ベルマークのアイコンは、自分へのアクションを通知してくれる場所です。誰が「いいね」をしたのか、誰がリツイートしたのか、誰からリプライが来ているのかをここで確認することができます。毎日チェックし、コメントをもらっている場合は返答するようにし、よく「いいね」をしてくれる人やコメントをしてくれる人のアカウントを覗いてみたりすることも有効です。
DM
最後に、メールマークのアイコンはダイレクトメール(DM)です。これは公開されない1対1の交流の場で、親密になった方との個別のやり取りに使用します。Twitterのアカウントを作成すると、さまざまなダイレクトメッセージが届くことがありますが、特に知らない人からのDMには注意が必要です。相手とある程度の関係ができてから、何度かやり取りをしている場合に限り、用事がある時にダイレクトメッセージを送ることが望ましいです。関係がまだあまりない場合は、リプライでのコメント交流をお勧めします。
交流の基本は自分から
交流における姿勢についてお話しします。
基本的に、リプライを受け取ったり、引用リツイートされたり、または「いいね」を押してもらったりすることに対して喜ばない方はほとんどいません。ほとんどというのは、一度だけ私が「いいね」を押した際に、「いいねを押さないでください」と怒られた経験があるからですが、そのようなケースは稀であり、実際には9割以上の方がアクションを歓迎します。発信者の多くは何かを伝えたい、知ってほしいという気持ちで発信しているため、こちらからアクションを起こすことで、相手も喜んでくれるでしょう。
したがって、ぜひ自分からアクションを起こしてみてください。良いと感じたツイートには「いいね」をし、共感した内容にはコメントを入れ、広めたいと感じたものにはリツイートを行いましょう。このような使い方をすることで、より良い交流が生まれるでしょう。自分の目的に応じて相手を選びながら交流の輪を広げ、発信を通じて共感してくれる人を集めることが重要です。
好きになったらフォローしよう
気に入った人がいればフォローするのも良いでしょう。ただし、Twitterのフォロー上限は初期段階で5000人となっていますが、フォロワー数が増えるにつれてこの上限は撤廃されます。しかし、現実的には自分がフォローできる人数や覚えておける人数には限りがあるため、2000人以下に抑えるのが理想です。フォロー数が多くなりすぎないように運用することをお勧めします。
理想的なのは、自分のフォロー数よりもフォロワー数が多い状態です。例えば、自分が500人をフォローしているのに対し、フォロワー数が2000人といったイメージです。自分が好きだと思える人や、ツイートを常に読みたいと思える人、自分のサービスや商品を利用してくれる人、自分を応援してくれる人などをフォローすることが望ましいです。そのような人々にフォローを返すなど、自分なりのフォローの基準を見つけていくと良いでしょう。
まとめ
これで、Twitterの初級編としての「Twitter運用講義」を3回にわたりお話ししてきました。最初にTwitterの概要や位置づけ、使われ方について説明し、次にプロフィールの整え方やツイートの作成方法について、そして最終回ではタイムラインの見方や交流の方法について詳しく解説しました。
Twitterはビジネスにおいて非常に強力なツールであり、交流を通じて採用やファンの獲得、発信の広がりなど多くの可能性を秘めています。ぜひ、Twitterをうまく活用し、事業の課題解決に役立てていただければと思います。
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