世界のエリートが実践している仕事術 ~基本を大切にして成功をつかみとる~

執筆者
中小企業診断士 吉川和明

吉川 和明
中小企業診断士

大手製造機器メーカーにて、流通小売業向けPOSシステム、および決済システムの開発に従事。本業と中小企業診断士の二刀流で、商工会議所の経営相談員や補助金申請支援などの活動を実施中。

 皆さんは、「エリートの仕事の仕方や頭の中を覗いてみたい」と思ったことはないでしょうか。また、「エリートは普通の人間とは能力も考え方も飛び抜けて違う」と思ったりしたことはないでしょうか?

エリートは初めから生きる世界が違う方々ではなく、今まで何を考え、どのように行動してきたかという経緯が違うからこそ、成果が出せるのだと思います。

 そこで、エリートの仕事術とはどのようなものなのか、その内容について解説したいと思います。

目次

異業種交流の重要性とビジネスへの影響

エリートが日々の仕事で大切にしている基本原則の一つが異業種交流です。異なる業界から得られる「異なる視点」が、ビジネスにおいて大いに活かされるためです。

仕事と関係ない人に会うのは、重要だといつも感じます。理由は、同じ会社や同じ業界の人間とだけ会っていると、考え方が業界の慣習で凝り固まり、同じ切り口や見方での議論に止まってしまい、良い解決策が生まれないからです。業界の常識が自分たちの常識になるというような状態では、新たな方法や行動を試すことができません

異業種交流は単なるアイデアの枠を越え、革新的なプロジェクトや製品の創出に繋がります。例えば、製造業のプロフェッショナルが芸術家やデザイナーと交流することで、商品のデザインやアプローチにおいて全く新しい発想を取り入れることができるのです。

失敗から学ぶエリートの思考法

エリートは失敗を恐れず、むしろ成長の機会と捉えています。失敗から学んだ経験が、彼らをより柔軟な思考へと導くのです。

日本人は、受験や学校教育の影響からか、正解のない問題を考えるクセがあまりないように思います。世の中には、唯一の正解があるものなど、ほとんどありません。ビジネスの現場や企業でもそうです。様々な選択肢の中からベターなものを探していくのがビジネスであり、大げさに言うと、生きていくということでもあります。

その中で、様々な情報や前提条件などの関係性を考え、分析し、答えを出していくことを習慣化することが重要です。自ら考えて行動し、失敗して修正するからこそ、知識や経験が蓄積され、意思決定の精度が上がっていくのだと思います。

 例えば、新商品の開発で失敗した場合、なぜその失敗が起きたのかを徹底的に分析し、次回のプロジェクトに活かします。このようなアプローチがあってこそ、着実に成果を上げ、競争の激しいビジネス環境で勝ち抜くことができるようになるのです。

エリートの時間管理法

エリートは時間管理も徹底しています。時間は限られており、有効に活用することが求められます。エリートは長期的な目標から短期の目標までを設定し、その目標に向かって一貫性を持って行動します。そして、ビジネスパーソンとしてだけではなく、一人の人間として成長していくことも非常に重要なテーマと捉えています。

年代毎にどのような人間になりたいかを考え、時間軸に沿って課題を設定し、自己研鑽に励むことが大切です。ビジネスと全く関係のない読書や、視野を広げるための新しい体験や旅行なども、新たな知識や経験となり自分の成長に繋がると思います。このように、長期的な視点を持って時間管理を行っていくことも非常に大切です。

エリートはコミュニケーションを重視する

 ビジネスにおいて、コミュニケーションは重要な要素です。エリートは、部門間や異なる視点からのコミュニケーションを重視し、商品開発やプロジェクト進行のために積極的に対話します。また、単なる情報の伝達だけでなく、リーダーシップの要素も重視しています。チームメンバーとの相互理解を深め、共通の目標に向かって協力する雰囲気を作り出すことが、プロジェクトの成功に繋がると考えているのです。

 例えば、商品開発部門がどんなに先進的な商品を開発しても、顧客のニーズに沿っていなければ売れません。売れる商品を開発するためには、マーケティング部門とコミュニケーションを図っていくことが求められます。

 日本人は、昔から文化的特徴として、いわゆる「あうんの呼吸」が通じる民族であるため、仕事上でもコミュニケーションをしっかり取らず進めることがよくあります。後になって重大なミスを招いてしまわないように、最初の段階からコミュニケーションを密にとり、ゴールイメージや仮説を共有したうえで仕事を進めることが重要です。

エリートの仕事術について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

大それたことをしているようには感じず、「そのぐらいは自分もやっている!」と思った方もおられるかと思います。

 大事なのは、普段から重要となる「基本」を徹底してやり抜くということだと思います。アメリカの調査でも、ビジネスやスポーツ、芸能などで成功している人に共通することは「やり抜く力」であると言われています。「基本」を大切にし、普段の行動から徹底して、この「基本」を忠実に行うことが成果をあげる重要なポイントかも知れません。

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執筆者

2021年中小企業診断士登録。
大手製造機器メーカーにて、流通小売業向けPOSシステム、および決済システムの開発に従事。本業と中小企業診断士の二刀流で、商工会議所の経営相談員や補助金申請支援などの活動を実施中。

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