1日5分から始められるセルフケア ~コンディションが良いと、売り上げも人間関係もうまくいく~| Part1

登壇者

栃久保 奈々
人事コンサルタント

早稲田大学卒業後、15年以上に渡り人材業界や人事業務に携わる。
10か国でのビジネス経験や30以上の企業や学校と関わり、高校生からシニアまで対応する。採用や研修、カウンセリングを通じて「人」に関する問題提起や課題解決の提案を行う。面談した社員約550名、メンタルヘルスや企業研修で指導した社員は約3,000名にのぼる。
雑誌やWEBでのヨガ・インドの連載や、ラジオ番組への出演をこなしながら、インド政府公認ヨガインストラクターとしても活動。
著書に『インド式壁の乗りこえ方(自由国民社刊)』


本シリーズは二部制で、上記の動画は「Part.1」です。

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こんにちは、今日は1日5分から始められるセルフケアについてお話しさせていただきます。コンディションが良いと売上もアップし、人間関係もうまくいくと言われています。

どんな職業でも体は大事です。ぜひ皆さん、セルフケアについてこの記事で知ってください。

目次

ストレスと自律神経の関係

ストレスの主な原因

まず、ストレスと自律神経について簡単に解説します。

ほとんどの方が多少のストレスはあり、ストレスがない人はほとんどいません。
ストレスというのはあって当然であり、逆に多少のストレスがないとパフォーマンスが上がらないとも言われています。

ストレスの主な原因は以下のようなものが挙げられるのではないでしょうか。

  1. 忙しすぎる
    日本人の多くは非常に忙しい生活を送っています。
  2. やりたいことが思うようにできていない
    自分の理想の評価や収入が得られていないなど
  3. 人間関係がうまくいっていない
    会社員の方たちの多くが人間関係の不安や不満を感じています。
  4. 将来への不安
    最近ではコロナ禍を経て将来への不安がとても増えています。

ストレスが溜まるとネガティブな気持ちが連鎖し、余計にストレスが溜まるという悪循環が生まれます。それだけでなく、体にも不調をきたします。体調が悪くてストレスに発展することもありますが、ストレス自体が溜まりすぎると良くないです。

自律神経の影響

ストレスは体への影響に直結します。これからご紹介する内容が、ご自身の会社のスタッフや取引先、お仕事を依頼する方たちに当てはまるか確認してみてください。主な内容は以下の通りです。

  • 腹痛
    頻繁に起きる
  • 頭痛や偏頭痛
    悩んでいる
  • 首こり肩こり腰痛
    慢性化している
  • 胸焼けや胃痛
    起きる

これらは主にストレスの体への影響です。多くの場合、自律神経に不調をきたしているために起きるものです。
自律神経は交換神経と副交換神経に分かれます。

自立神経の副交感神経と交感神経の一覧。

交換神経

交換神経は活動的にさせる神経で、活動している時に活発に動きます。緊張や興奮、血圧体温が高くなり、筋肉は緊張します。呼吸は早くなり、消化機能は落ち、汗も増加します。

副交換神経

副交換神経は休息を司るもので、リラックスさせ、血圧体温が下がり、筋肉が緩みます。呼吸はゆっくりになり、消化が活発になります。

自律神経が整っていると、1日の中でバランスよく活動的になる時とリラックスする時があります。しかし最近は自律神経が崩れている方が多いです。自律神経失調症という名前を聞いたことがあると思いますが、改めてご紹介します。

ストレスと日本人

日本人は元々ストレスを感じやすい人種だと言われています。その理由について2点ご紹介します。

  1. 遺伝子理論
    幸福ホルモンとして知られるセロトニン、オキシトシン、ドーパミンがありますが、日本人はセロトニンをリサイクルできないS型という不安遺伝子を持っている方が80%を超えています。他のアジア人も多いですが、日本人ほどではありません。
  2. 災害の多い国
    日本は古代から災害が多く、一人の力で生き残るのが難しかったため、助け合う文化が生まれました。このため、人の顔色や組織を気にする傾向が強くなり、不安を感じやすくなっています。

自律神経の状態チェック

自律神経の状態をチェックしてみましょう。以下の16項目の中で、1つでも当てはまると自律神経が乱れている可能性があります。

  1. すぐ疲れる
  2. やる気が出ない
  3. 風邪を引く回数が多い
  4. むくみが気になる
  5. 頭痛がある
  6. いつも不安になる
  7. 気が散ってしまう
  8. 理由もなくイライラしやすい
  9. 冷え症
  10. 手足が冷たい
  11. 肩が凝っている
  12. 緊張しやすくストレスを受けやすい
  13. 腰痛がある
  14. いくら寝ても疲れが取れない
  15. 思考力判断力が低下した気がする
  16. 肌が乾燥し髪がパサパサしている

チェックの数が多ければ多いほど乱れている可能性が高いです。生活環境を改善することが難しい場合は、後半でご紹介するストレッチを取り入れてみてください。

次回、5分から始まるセルフケア

次の動画で、セルフケアの方法についてレクチャーいたします。

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執筆者

人事コンサルタント 栃久保 奈々

早稲田大学卒業後、15年以上に渡り人材業界や人事業務に携わる。
10か国でのビジネス経験、30以上の企業や学校とのやり取りの中、高校生からシニアまで関わる。採用や研修、カウンセリングを通じて「人」に関する問題提起や課題解決の幅広い提案を行う。面談した社員約550名、メンタルヘルスや企業研修で指導した社員は約3,000名にのぼる。
雑誌やWEBでのヨガ・インドの連載や、ラジオ番組への出演をこなしながら、インド政府公認ヨガインストラクターとしても活動。
著書に『インド式壁の乗りこえ方(自由国民社刊)』。
プライベートでは、娘2人を育てる母として奮闘中。

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