令和6年度クールネット東京の補助金一覧。2024年はいつまで続く?詳しく解説!

執筆者
中小企業診断士 金親正和のプロフィール写真

金親 正和
中小企業診断士

中小企業診断士 / 宅地建物取引士 / 不動産コンサルティングマスター
賃貸不動産経営管理士 / 管理業務主任者 / 防災士

大学卒業後、総合不動産会社にて不動産の企画・開発、賃貸物件のリーシング・管理(5,000室)、売却(半年間で46物件)と入口から出口までの業務に従事。
現在は、「補助金を通じて、中小企業経営者の皆様を支えたい」という思いから、各種補助金の申請支援に注力している。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

2024年度における東京都の中小企業が使える補助金がクールネット東京から公表されました。※クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センターが実施)

クールネット東京に関する補助金は、「個人・家庭向け」と「事業者向け」がありますが、本記事では「事業者向け」を中心にご案内いたします。

補助金の対象設備は、太陽光発電や再エネ発電、蓄電池、空調設備、断熱設備、変圧器などに使えて、補助金額は最大で20億円です。

クールネット東京から公表されている補助金は多数の種類がありますので、地球温暖化対策に貢献する設備や機器を購入する予定のある場合は、ご相談ください。

2024年におけるクール・ネット東京の補助金は、中小企業にとって大きなチャンスです。この補助金制度を活用して、エネルギー効率を高めながらコストを抑える方法について詳しく解説します。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

目次

クールネット東京とは?

クールネット東京は、東京都が進めるエネルギー効率の向上や、再生可能エネルギーの利用促進を目的としたプログラムです。

地球温暖化対策の一環として、エネルギー消費を抑えるための施策を東京都内で広く展開しており、特に家庭や中小企業を対象に、さまざまな補助金制度が用意されています。

これにより、東京都内のエネルギー消費の削減と、持続可能なエネルギー社会の実現を目指しています。

クールネット東京では、中小企業の皆様が省エネ対策に取組むキッカケになる動画をアニメで紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

クール・ネット東京 :東京都地球温暖化防止活動推進センター | 「中小規模事業所の省エネ対策(アニメ)」 (tokyo-co2down.jp)

また、各種研修会やセミナーも開催していますので、意識醸成に活用できると思います。

クール・ネット東京 :東京都地球温暖化防止活動推進センター | 「研修会・セミナー・イベント情報」 (tokyo-co2down.jp)

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

クールネット補助金の一覧

クールネット東京における補助金には、一例として下表のようなものがあります。

補助金プログラム名対象者補助内容補助率・補助額認定支援機関
ゼロエミッション化支援事業中小企業高効率空調設備、LED照明、高効率ボイラーなどの導入上限5,000万円
補助率:2/3~3/4
認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
ゼロエミッションビル化支援事業中小企業断熱材、太陽光発電、蓄電池等の導入上限1億5,000万円
補助率:2/3
認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
太陽光発電システム等普及促進事業集合住宅太陽光発電システムと蓄電池の導入上限1,500万円認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
地産地消型再エネ・蓄エネ設備導入促進事業中小企業、自治体太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などの導入上限2億円認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
エネルギーステーションづくり支援事業ガソリンスタンド省エネルギー設備導入上限2,500万円
補助率:2/3
認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
大規模蓄電池導入支援事業大規模施設系統用蓄電池の導入上限20億円
補助率:2/3以内
認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
島しょ地域太陽光発電等助成事業島しょ地域太陽光発電設備および蓄電池の導入上限1億円
補助率:3/4以内
認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
省エネ型ノンフロン機器普及促進事業中小企業、大企業冷凍冷蔵ショーケース、チリングユニットの導入上限2,200万円
補助率:3/2
認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
グリーン水素製造・利用支援事業エネルギー関連企業水素製造・利用設備の導入上限額および補助率はプロジェクト規模による認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する
スマートエネルギーネットワーク構築事業中小企業、自治体スマートグリッド、エネルギーマネジメントシステムの導入上限額および補助率はプロジェクト内容による認定支援機関
(株)3Rマネジメント

相談する

その他、中小企業が使える補助金として以下のようなものもあります。

中小企業省エネ支援補助金:省エネ機器導入への補助
エコステージ認証取得補助金:エコステージ認証取得費用の補助
業務用空調設備更新支援補助金:古い空調設備の更新に対する補助
クリーンエネルギー導入支援補助金:太陽光発電や蓄電池などの導入支援
省エネ診断支援補助金:省エネ診断の費用を補助

これら以外にも、省エネや再エネなど、地球温暖化対策に資するための補助金が、様々な条件で用意されていますので、一度、ご相談ください。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

2024年のクールネット東京の補助金はいつまで続く?

2024年度の補助金プログラムは、基本的には年度内での募集・申請が可能ですが、予算の関係で早期に終了する場合があります。

特に人気の高い補助金制度では、予算枠が限られているため、予定より早く締め切られることが多いです。そのため、補助金の利用を検討している場合は、早めに申請手続きを進めることが重要です。

また、補助金の申請には審査があり、すべての申請が承認されるわけではありません。審査の過程では、事業のエネルギー効率化への寄与度や、再生可能エネルギーの利用拡大への貢献度が評価されます。

審査に時間がかかることもあるため、早めの申請と、必要書類の準備が求められます。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

クール・ネット補助金の事例

①「地産地消型再エネ・蓄エネ設備導入促進事業」の補助金活用事例

「地産地消型再エネ・蓄エネ設備導入促進事業」は、地域内でのエネルギー自給自足を目指し、再生可能エネルギーの導入を支援する取り組みです。

この事業の活用事例として、ある地方自治体では、地域の中小企業や住民が協力して太陽光発電システムを設置し、その電力を地域内で消費する仕組みを構築しました。

例えば、地域の工場が屋根に太陽光パネルを設置し、昼間に発電した電力を蓄電池に貯め、夜間に使用することで、電力コストの削減とCO2排出量の削減を同時に実現しました。

また、余剰電力は地域の公共施設にも供給され、地域全体でのエネルギー効率の向上に寄与しました。

このように、地産地消型再エネ・蓄エネ設備導入促進事業は、地域経済の活性化と環境負荷の軽減に大きく貢献する事例となっています。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

②「ゼロエミッション化支援事業」の補助金活用事例

ゼロエミッション化支援事業の活用事例として、ある製造業の中小企業が、高効率な空調設備やLED照明、高効率ボイラーの導入を行いました。

この企業は、老朽化した設備を最新の省エネ機器に更新し、年間のエネルギーコストを大幅に削減することに成功しました。

導入した設備は、従来のものと比較してエネルギー消費量を約30%削減し、CO2排出量の削減にも貢献しました。

さらに、この企業は、補助金を活用することで初期投資を大幅に抑えることができ、経済的な負担を軽減しました。

具体的には、導入した空調設備は従来の空調システムに比べて約50%のエネルギー効率向上を実現し、LED照明の導入により照明エネルギーの消費量が約70%削減されました。

また、高効率ボイラーの導入により、年間のガス使用量を20%以上削減することができました。

この取り組みにより、企業は年間のエネルギーコストを数百万円削減し、環境負荷の低減に貢献しています。

さらに、この事例は他の企業にも波及効果を生み、地域全体でのエネルギー効率化の意識向上にも寄与しています。

ゼロエミッション化支援事業は、このように企業の競争力強化と環境保護の両面で大きな効果を発揮しています。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

令和6年度クールネット東京の補助金一覧。2024年はいつまで続く?のまとめ

クールネット東京における補助金について、解説をしました。

省エネなどの設備を導入する場面では、多額な費用の資金繰りや計画的な工事計画作成など沢山のステップを踏まなければならないかと思います。

今回、ご紹介した補助金を活用しながら、地球温暖化対策に貢献しながら費用負担を減らすことで経営環境にも好影響をもたらすものと思われます。

補助金の申請や手続きは面倒・大変・分からないなどから、補助金を使わないで機器購入をしている中小企業の皆様もいらっしゃいますが、補助金活用に悩んでいる場合は、是非、早いうちに頼れる専門家に相談をしてください。

当社では、補助金申請支援に強みがありますので、省エネ設備を導入しようと思われた際には、3Rマネジメントまでお気軽にご相談ください。

補助金申請支援に関する初回のご相談は、無料でお受けしています。

\認定支援機関!補助金のプロの中小企業診断士がサポート/

執筆者

1978年 千葉県生まれ

中小企業診断士
宅地建物取引士 不動産コンサルティングマスター
賃貸不動産経営管理士 管理業務主任者 防災士

大学卒業後、総合不動産会社にて不動産の企画・開発、
賃貸物件のリーシング・管理(5,000室)、売却(半年間で46物件)
と入口から出口までの業務に従事。

現在は、補助金を通じて、中小企業経営者の皆様を支えたい
という思いから、各種補助金の申請支援に注力している。

目次